先日の記事「サラ金の悪質な業務、取立て 2005年アイフル問題!」の締めで、当分アイフルのことをテーマにすると記載しましたので、引き続きアイフルのお話をしたいと思います。

前回は9年も前にも遡ったお話でした。

ですが今回は2ヶ月程前の近日のお話です。

「サラ金(消費者金融)」と聞くと人からお金をむしり取って楽をしている、と言うイメージがあるかと思いますが、そんなサラ金(消費者金融)であるアイフルもまた、債務側の立場である側面の顔を持っており、弁済に苦しんでいるのです。
嘘のようですが、本当の話です。

遡ること2009年、過払い金変換請求がブームになり、過払い金変換請求の件数は急増しました。
弁護士による大々的なCMや電車の車内の広告がやたら目につくようになり、金融会社は大手も中小も関係なく、倒産が続いたのです。

そんな中アイフルは過払い金返還請求にもしっかり応じ、原資がなくなるほどの現状になっているそうだ。
業務停止命令を受けた事で「誠実な企業活動」を踏まえた経営理念を発表してから、その経営理念通り事をすすめているように思えます。


返還請求 事業再生ADRに追い込まれ 巨額の負債を負ったアイフル

過払い金返還請求によって経営が悪化したアイフルは、経営を再建するため、私的整理(任意整理)である事業再生ADRに追い込まれることとなった。

ADRを行った際に負った負債だが、1617億円もの負債額が残っており、弁済期日が2014年7月10日だった。
債権者は銀行と外資系の企業だ。

サラ金(消費者金融)アイフルは、銀行団と外資系企業と返済猶予の交渉を続けていた。

苦しい中、アイフル最終損益は黒字になり、新規顧客も順調に増えている。そのため支援の継続はスムーズに行われるかと思いきや、厳しい交渉となったようだ。

特に外資系の債権者は、一括弁済が無理なら、ワラント債などの発行を要求された。
ワラント債など、株式に転換する権利があるのだ。

アイフル社長の一族が保有するアイフル株はおおよそ39%程だ。
これ以上株を手放すことになると、重要事案を否決する権利を失うことにも繋がってしまう。

結果的に外資系の企業へは、300億円の社債を発行し、交換する事で交渉を成立させたが、年利が8%と非常に厳しい金利が条件としてついてきた。

アイフルが貸付をする金利は年利18%だ。
約半分もの金利が外資系へ支払う「金利分」になる。これはとても苦しい条件だったと思う。

ADRを行った時の年利2%と比較すると、最高年利が8%と倍以上の金利を支払うことになる。
サラ金(消費者金融)アイフルの苦しい経営はこの先も続くようである。


2014年 サラ金(消費者金融)アイフルの負債額と増えた金利

新規融資
約800億円(年利3~4%の見込み)
金融機関 2020年4月まで
約527億円(年利2%の見込み)
社債 2020年4月償還
約300億円(年利8%の見込み)
  • 800億円 年利3%(金利24億円)
  • 800億円 年利4%(金利32億円)
  • 527億円 年利2%(金利10億円)
  • 300億円 年利8%(金利24億円)

単純に計算してみましたが、サラ金(消費者金融)の金利と比較すると、年利8%とか安い~と一瞬錯覚を起こしましたが、額面が額面なので金利も恐ろしいです。
アイフルは今後立て直しができるのか?と思うほどです。